見えない星をみぬくように

この あべこべな宇宙の下では

手元からの願いが たやすく叶い
大きな願いは あてどなく壮大です

あの奇跡に立ち入るには
周到な準備が必要である と

鍛えねばならない審美眼と、耳があると

何度でも警告を受けている心地になる。

星の見えない空を仰いだら
あなたなら何と見る と 想像したのです

雑多なノイズから逃れて
星座は信じるものと 思いだすとき

きっと
この雲の向こうにも

煌めきを伴った星々は 平然と瞬いている

視界を閉ざす前に
教えて

いちばん 綺麗な風が吹く場所まで

濁らない指針で
わたしを鍛えてほしい

髪が乱れても
何かが心を刺しても

嘘のない星を、教えて

羅針盤さえあれば
土を踏みしめて 辿れる

銀細工が紡ぎあう
ありがとうに 鳴る星まで

手を 掲げていよう

 

関連記事

  1. 明けてゆく冬

  2. かわいい青に出会いました

  3. この七夕は”ラズベリーの空”でした

  4. 無心に輝きを求めて

  5. 雪の日、月曜。diaryです

  6. ひとしずく、ひとしずくずつ。

2018年11月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930