6月になり、この空間が一周年を迎えました

6月になりましたね
ああ6月だ、と感じる機会が、もちろんたくさんあるのですが

大事なことを、自分では、意識しておりませんでした。

6月。もう花屋さんに紫陽花が。あら?
この空間、わたしの庭が、一周年です! 1歳!

1st anniversary と書けば、いきなりお洒落になりますね!

羽鳥自身も、もっとお洒落すべき?(←毎日じゃなくていいと思います。ここぞぐらいは、おめかししましょう)

一周年。つまり12か月を、この庭で、時々、自由にさえずる私でありますが
読みに来てくださった方たちに、この場から、心より御礼申し上げます。
ありがとうございます。

性急に結論を導くわけでは無い、この文章のリズムに、おつきあいくださるあなたはすごい!!
ここは全然、結論ありきではありません

この空間に綴った言葉を、受け止めてくださった方たちの存在を感じていまして
どんな方達が、どんなお仕事の方が、一体どんなアーティストが、私の文章を受け取ってくださるか、
あまりに当然のことですが、羽鳥は、昨年6月、予想など
何にもしていなかったので

緊密なコミュニケーションを取れるというのとは全然違う状態だけれど
遠く信号の送り合いが、稀に、成功すると、もちろん、じんわりと嬉しいものです。

違う電車に乗っていても、会釈できたり、
あ、と偶然に頷いたり、
時には、相手の方の電車の行く先の遠さと、スピードに、敬意を感じたり、、、
(富士山の写真をしょっちゅう撮影する方も結構いらっしゃいますよね!)

あれです、電車で、持っているケーキ屋の袋が同じだと、ニンマリすること、あるじゃ無いですか。
ちらっと(あ、そこ知ってるんですね! 美味しいですよね、、!!)っていう。

それが楽器店の袋だったり、
ベーグル店だったり、ドーナツ店だったり、
雑貨店の袋だったりも、しますが。

話が散漫で、すみません。
たいした話を書くつもりでは無いので、散歩として、よければ、お読みくださいませ。

ふりかえると
2018年の6月は、「この空間を始めること」に私は一生懸命でした。
自分から、鳴る言葉を、書かなければ落ち着かない、という感覚が、かなり差し迫っていたように思います。
そう。切迫感がありました。

この庭を開廷すること、そのものに、工夫や、色を決めたり、撮影、提案を受けたり相談をしたり
何が伝わるホームページにしたいのかを、私主体で決めて、
ここに、なんの経験を載せるか、、自分なりに何度も考えを巡らせつつ決めてゆきました。

この庭をオープンできたこと、その区切りに、安堵したことを 淡く思い出します。
お庭はできたよ、と。

そしてリアル羽鳥は、その6月からも、なかなかに、
とんでもない月日を4月手前ぐらいまで、生きることに、相成ります。
生きてます、しか書けない時期がありましたねと(←そして人生初の熱中症で倒れています(冷や汗、凄かったです)

倒れた場所が、私の他にも、人が何人もいる場所で、それは良かったのかもしれません。
ご心配かけてすみませんでした ((←これは8回以上、リアルに、謝ったような気がしています))

どう、とんでもなかったかを、あきらかな文章にして書き記す必要性は、感じていません。
誰かのためになる経験だと、思っているわけでは、無いからです。

親友から「君はね、自分のもっともニュートラルな本分と、あえて別の選択をするからこそ、
     やたらカオスな状況へ行ってたんだよ(会うたび思うんだけど、修行が好きすぎないか?前から知ってたけど)
     それは、凄絶に、、お疲れ様だったね…」と

諭された夏も、ありました(遠い目)

その夏からも、一年を歩んだわけですが。
いつも、私一人ではなかったな、と思っています。

いつもいつも。だれかしら、
羽鳥に折に触れて、言葉を、届けてくださいました。

それはメールという形でなくても。
あ、私へ向けてくださっている、という言葉に、案外、敏感なものなのです。

言葉を、たくさんたくさん受け止め、
意味を考え、意味を探し、影響を受けて、謎も深まり(笑)その影響から学んだことだけを残し、
印象を水で薄めながら、、

ここまで来ました。(お茶も煮詰まりすぎたら、ちょっと水で薄めた方が、するっと頂けます)

音楽を続けている方には、案外、もしかしたら
同意いただけそうな文章をふと思いついたのですが

音楽で目指すのは
なんというか
するっと飲んでいただける美味しい水に、なりたいものですよね。。。

ますます精進いたします。
音色も、リズムも、もっと、迷いなく言い切れる習慣へと導かれてゆきたいと。
それが「うるさいもの」にならぬよう。「幸せな音」であるように。

羽鳥は、ガリっとごりごりは、似合わないと、やはり思っています。

迷わぬリズムは綺麗なものだけれど
ごりごりした人格というのは、私の中の、どこにも無い(苦笑)

今週は、それだけを書き残したいと思います。
1st Anniversary 訪れてくださるすべての方に、暖かく、お礼を込めて。

この5月はSideBySideでシャンパン祝杯を頂きました。
同じく5月末、西宮の芸術文化センター(指揮の佐渡さんで有名な樹のホール)で、
世界ツアーの日本編、ブラッドメルドーを聴きました。闊達な左手と、その音色。楽器で歌うことの
フレーズ感を吸収しました。

合言葉「耳を幸せに」は、着々と進んでおります。

ここからもたくさんの、暖かな出会いに、うれしい理解に
会釈の送り合いに、まだ、お会いしたことがない誰かの気持ちも、和らぎますように。

一周年、本当にありがとうございます。
柔らかな音楽を、もっと、多くの機会、お耳にして頂けるように

今夏は
負荷をかけぬよう歩いて生きます。

サイトは一歳
楽器の日に。 羽鳥あや  6月6日

関連記事

  1. 冬の街の片隅でグランドピアノと向き合うとき

  2. 梅雨入りと再起動の方法

  3. 春の花チューリップ

    春の花屋に

  4. 贈られた花の威力

  5. 残暑お見舞い申し上げます.

  6. 7月の満月の日曜

2019年6月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930