3月の凪 

皆様、こんばんは。
いまだかつて予想をしたことのない3月の末日。

消毒に明け暮れている気もするし、手洗いが強迫観念みたいになっているし(おまけに正しいし)
ダンボールで取り寄せた食料の、いざ使うときの一品ずつの外装の消毒も大変で、
加熱時間にも気を配っているし、
あとから悔やむことのないよう、と、そればかりを気にして
1日ずつ歩いております。もしかしたら皆様とそれは似ているのかもしれません。
サクッと手軽に生きられない、という、重み。

不思議なことに、3月、「公開の場で」演奏を、自粛しているわりに、
やがてフラストレーションがたまらなくなっている羽鳥です。(私の場合です)

自分で考えて考えて考えて、独り言を何時間と再確認して。
何には違和感を持ち、何を「まっとう」と考えているか、
わたしはいったい何を最優先にしているか、何を、最も「かけがえのない」と認識しているか
自覚してからは。不思議と。
自粛することで守れているものがある、何にも無駄なんかじゃない、という、
妙な手応えがあるのです。 (※異論が出るかもしれないことは承知でございます。個人の意見です)

もし、絶対に幕開きを、と決めていたものが、
何十人それ以上のチームで、幕開きその一点を、めがけていたものが、始まらなかったのなら
絶対に、もっと。

屈託や葛藤や、せめぎ合いが、未整理に、私の内側に在るに決まっているのに

絶対の幕開き。という熱感が、
3月の羽鳥には予定なかったので。

絶対と呼べるものは…
生きていましょう、とにかく生きていてくださいね、という、
そのひとことに集約されてしまって、他は今は気にならない。です。

生きていたら始まる物語があるはずだから。

生きていてくれたならそれでいい、という、10代のわたしや、
20代の私も、
到達した、その境地と(10代のわたしも作詞作曲らしきことしてるんですよ。
 やっぱり「大丈夫、生きていてください」を綴っていて。)

今さらやっぱり2020年の3月の「今日のわたし」が
そこだけは何も変わっていないことを
ある意味で興味深く、思うのです。 最優先順位は変わらない。命そのものということ。

寒い日もありますが、どうか、ご自愛くださいませ。

今月うまれた「レトワール」は、
羽鳥の身近で、聴きたいと、ありがたくも、おっしゃってくださる親しい方には届く一方で、
オンラインショップの、わたしが存じ上げない方からの、ご注文には、
倉庫から出荷がなされず、まだ余分に日数が必要という、そんなスタートを切っています。

お待ちくださっている方、ご迷惑おかけしております。
決済して頂いている方には、発送は行われます。
大変恐縮ではありますが、ショップBOOTHにクレーム等はお控えいただければ大変幸いです。
ご協力を頂けましたら大変うれしいです。

できる限り迅速に、倉庫で、整理してくださっているのだとは思っていて。
限られたリソースに、物品が多すぎる可能性を考えると、、これは待つしかないと感じ始めております。(伏)

川は、堰き止めると、よどみます。
2019年のわたしは、さいわい淀んでいなかった一年だけれど、過去、数年、
よどんで行き場のない情緒と
どうにかして生きるしかなかった歳月は、事実、めっちゃあるので

皆様の、「今」の気持ちが、どの地点に、どんな感情に、位置付けられているか
分からないけれど

たとえ遠出をしなくても。たとえイベント参加を中止しても。
たとえ日課にしていたコースを散策できなくても
晴れやかなお席のご馳走を延期していても
他府県ならではの空気を、吸えていなくても、

気持ちを、塞ぎきることなく、どこか何らかの、流れの「出口」を。どうか持っていて頂けますように。
騒ぐとか、集まるじゃなくて。

3月が終わる時に日記を書こうと思っていました。
日記のタイトルさえ決めていませんでした。
今「3月の凪」と降りてきました。ごく個人的な、わたしから皆様へのメッセージだから。
このタイトルのままにしておきます。

刻々と変わる情勢は凪どころか…嵐の前かもしれない、でも

凪の場所を守るための細心の注意は、きっと、無駄にならないから。
嵐そのものを避けるための工夫を、全員が、探し求めることそのものに意味があるからと。
自分から嵐に突進してはいけません。

予想もしなかった2020年の3月の、足跡を、日誌に残させていただきますね。

4月は、調味料と保存食品(缶詰または冷凍食品)だけで完成してしまう
手軽なあたたかいレシピを少しだけ更新させていただくかもしれません。

とくに「ツナ缶」と「冷凍野菜ミックス(または冷凍グリーンピース)」の2品だけで、
味が整う、炊き込みピラフを。炊飯ボタンを押すだけ。
ツナ缶のうまみで、ご飯を優しく包みたい。。充実感とタンパク質も補充したい。

凪のくせに
限られた食材でおいしく、の、熱意がふつふつ有る。

すでにツナ缶とは仲良くなって、炊き込みピラフは繰り返し作っていくと思います。
キャンベルのスープ缶とも仲良くなりました。スープスパゲティか、炊いた白米と合わせれば安易にドリアになります。
あとは、、、サバ缶の活かし方だけ、まだですけれど、
通販してストックしておいた缶詰たちは、必ずや、あたたかいお皿へ変化させます。
(やっぱり、サバはトマト系かなと)

ドライのカレー粉と、ツナ缶か、鯖缶しかない。あとは冷凍のジャガイモしかない。
そんな日もポジティブに、新しい食べ物を試す、という意気込みで四月を迎えます。
ネットで注文して宅配を利用しているから、冷凍の柔らかチーズや冷凍グリーンピースをストックしたけど
スーパーから食べ物を減らした感じではありませんし。。

皆様、単調な食卓とは思い込まないでくださいね。きっと、飽きのこないアレンジはできると
静かに自信を深めている羽鳥でした。

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