閉ざされた庭とは正反対に
ひらかれた庭である神戸グッゲンハイム邸。優しい前庭。
そこで8月、行わせていただく予定だった「マジックとアコースティックピアノ」が延期されて
本日日曜の「元町駅」Always コンサートへと場所を変えることとなりました。あたたかなライブスポットです
松原氏のハートフルなマジックをご堪能くださいませ
憧れの場所であるグッゲンハイム邸のそこここに漂う淡いペールグリーンの情緒を
こよなく尊敬している羽鳥なのですが
本日日曜、カルディとユーハイムがある落ち着いた商店街の中
元町Alwaysさんの品良いピアノから18:30よりお届けするライブを心より楽しみにいたします☆
心から大切に思っている空間に
足を踏み入れようとするとき だれしも どうしようもない緊張に似たものを覚えることがあります
いずみホールに入るときの背筋が少し伸びる、絨毯をあゆむ感覚とは別種の。
ふかふかと足が沈む、クラシックホール絨毯の感触とは別にして
グッゲンハイムさんの中にだけ流れる「時の流れ」の特殊性に
背筋を伸ばさずにいられないような心地になります。
どんなコンサートにも
ライブ後の、あの感傷は、唯一の夢に触れた名残をどこにも薄めず。その時空間に居たいな、という感覚から
来るのでしょうか
ひとつひとつ。どれもたったひとつ。
来聴させて頂けたコンサート・ライブの希有な「時の流れ」を
もしかすれば永遠に自分の心の囲われた区画に
保存できたなら
わたしの今日の双眸に映る、目前の景色とは別として。
私の世界の捉え方とは別種の
紡ぎ 積み上げられた景色のなぜそう色づけられたかについて
いつのひかわたしの理解が至る日も きちんと訪れるでしょうか。
寒さ厳しくもない秋の折
つめたい風がまだ微塵もみあたらないような季節 もう優しさしかない季節に
日常では
私はカルディへ立ち寄るのが大好きなのですが
皆様の心が ふと荷を降ろして 軽やかになりますよう
待たれていた色彩に染まりますよう
微力ながら鍵盤に祈りを乗せて 神戸で演奏してまいります。 Sun. 羽鳥