雪樹の捉える世界の「解像度」は上がって。この世にマクシミリアンという人格は、ない。

雪樹は
この名前で語ると「好きな季節は冬です。なぜなら星がいちばん綺麗な季節」と
語らなくちゃいけない

だけれど羽鳥は「好きな季節は秋。厳しさだけではない大気に愛される感覚がするから」と

すでに雪樹時代と違う文章を口にします。
凍てついた冬ばかりを愛していた時代より
「寒さ、やわらいでいる気温を愛しく思える」私はすでに「雪樹」という人格とだいぶ遠くまで………
歩んできている気がいたします.

飛蘭という人格は

私に遠くなかった。近しかった。正義感、や、身一つでどこでも飛び込んでゆくようなところも
小さな弱者を見つけるだけで肩入れしたくなるようなところも。

とても私に近しい性格でした。

その一方で「時代の変化」のただなかである
2024に。

飛蘭という人格と 彩りがこの世にあったとしても。
マクシミリアン3世から名前だけお借りした、と言われている「銀糸のマクシミリアン」は
この世にない。

ご自分の身に100回分の傷を実際に追いながら
100人と生身で喧嘩し続けられるような人格は、この世に、ない。

せいぜい手勢に命じて襲わせるぐらいが関の山でしょう。

ゆえに羽鳥綾の人生に
『飛蘭』という人格はインストールされている。奥底や水源に。きっといる。小さく小さく息をしている

だけれど「マクシミリアン」が

永遠の不在。 私には、ずっと、そう。


マクシミリアンこそ永遠の「不在」


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