hatoriは
「推せるひと。キャラクター」を訊ねられても
ちょっと 即答しかねる感覚 になってきております。
一時期は「十九郎推し」でした。
人生あるかぎり「うっかり」きさらを守る、
無意識にも守護結界だけ増やしておく、
きさらに余分な傷がつかないよう「うっかり」無意識に
結界を多めにかけている。 そんな人物をhatoriが嫌いになれるはずがなかった。 物語の途中までは。
十九郎が「忍さんを裏切って、妖者側に汲みさないといけないか」
ぐるぐる自家中毒になる頃から
余白もなく句点だけで
十九郎の思考は「ほんとうに?」「本当に希沙良を裏切って」
「空者側のブレインであるという矜持を手放して」「妖者側で戦うことになるのか」
「忍様につかえる、ということが生存理由であったのに」「道者にも信頼を得ていたのに」「妖者セイレーンに寝返るか」
十九郎は無限に悩みはじめ
他人とコミュニケーションをまっとうに取る余裕すら無いように見受けられるようになる。無限思考迷路という感じの描写
一時期、羽鳥の「推し」は紛れなく
忍様であり冴子ちゃんであり、十九郎でした。 ですから旧友に相談すると「えー、それはどうでもいいけど炎将よくない? 可愛くて」
と hatoriの思考と全くズレたコメントを返してもらえたように思います。
hato「ええっ。炎将センシって、”かわいい”の?」
Ka「可愛いじゃない。じゅうぶん」
hato「ええ……….???(それより十九郎はどうなるの)」
Ka「十九郎いつもあんな感じじゃん」
その時、旧友の推しが、炎将であること あたりから
おそらくhatoriの 親友って賢いな! 論が揺らいで崩れはじめるのです
つまり省吾が地球で一番賢いに違いない、ぐらいの13歳からの神話が消えるわけですね
hato「オーラバスターどう解釈してる?」
K「えー。なんか先読めたよね。ラストとか分かる感じしない?」
hato「………..しない。全然わかんない」
K「分かるよ。そろそろ決着地点とか。予想できる感じ」
炎将可愛いなぁ。絶対かわいい、しか言わなくなった旧友に
それ本筋と何が関係あるの、と。最終決着地点が分かるだなんて大嘘じゃない? と。
hatoriはオーラバスターFanから逸れずに
高校卒業までを K以外との人間関係を楽しく 泳ぐわけですけれど
Kは「そろそろ最終決着分かった」と嘯くなり、
続刊を集めることをお休みしはじめるようでした。他へ興味が向いたのでしょう。
忍様への愛情が
シリーズ最終巻を経ても なお残ったのは hatoriにでした
結局、忍様が十九郎の生命を奪わなかったこと
希沙良も生き残ってシリーズが完結したこと
hatoriは 13歳ほどで知り合った K に 「えええっ?!(理解しきれない)(あなたの回路は判らない)」を
言うことはあっても
忍様の「裁定」に「お裁き」に 結局
不服がなかったのではないか と、思えます
ただ、自前の術力で「結界を張れること」に 矜持のすべてを委託していた
十九郎が 「全メンバー中で最初に術力を失うことになり」
希沙良と異なる大学へ進学することになる十九郎が
はたして グレなかったのか? という その一点について
私も 正直 空白が残ります
つまりhatoriも全人生をかけて十九郎の生き方全てが愛しいのか、という問いには
違うのでしょう。 忍様&冴子さん の 二人の残像だけが生き生きと
まだ私の中に残っています
やっぱりアールグレイならどこでなくっちゃ (鮮度という問題だけじゃなく)(流行という問題でもなく)
ショコラなら どこでなくちゃ(香りと品質と安全という問題から)
最近なら団子はどこでなくちゃ 煎茶ならどこ。
今のデパ地下で「選ぶに値するのは3品だけ!」
「他のメーカーと間違えないで!(忍様にそぐわない)」 そんな冴子ちゃんのプライドと審美眼を
どうして最終的にhatoが継ぐことになったのか、も
お茶会には最高に推せるものだけを。 その精神をどうして私がダウンロードしたのか も
最後には煙に巻いておきたいかな、と思うのです
皆様には「お茶会で提供される紅茶にも」「お茶会で持ち帰りとなったフィナンシェにも」
盲信は禁物と書きおきさせていただきます。
紅茶葉の品質も。 異物混入チェックも。 バターの劣化がないのか、も
賞味期限問題も。新鮮度も。
SAEKOセレクトでない
お茶会もイベントも目白押しの今年を生き延びるには 「審美眼」 必要なのですから