今朝、見た夢の中でも
黒蜘蛛ほどわたしにいらないものはなくて。
鳥たちは彼方にあって
囀るもの。そういう実際の夢をみた
そこに、わたしは、何ら、焦燥感も諦念も無い。
鳥影は彼方
花影は近く
鳥を手元に寄せるためだけ
笛の練習ができそうにもないわたしは 手中に鳥をと願っていないと真底から気づく
掌中に、小鳥を願っていなかったと静かに気づく。最初から。
「楽園の鳥は彼方に囀る」と
もう知っている
そういう夢を見ました
鳥影彼方。
花は近く、もしかすれば胸中。
馬を待つ、馬を共にすることができるような友を待つ。
7月はそれで伝言は十分かと
黒蜘蛛は、いらない
黒蜘蛛に価値は、見出せない