ひとりごとです。
作家様が読者からの手紙を好んでも、読者からの「正統派で在って」「シリーズ初期を裏切らないで」を
すっこーんと逸脱することって
割とよくあるのかもしれない…………..。
読者が望んでいた、シリーズを30年もの長期間、読めていた理由って
明文化して作者様に届けようとした努力が私、足りなかったのかもしれないと
今になって溜息をつくのですが。
読者が作家に望む「完結させてください」に
付随していた要求って「シリーズ当初の高校生らしさが、大学生活で口調の激変は、もう別人」
面白さのきっかけ:もどかしさ。余韻。曖昧さ。直接的ではないこと(遠喩の多用)
惹きこまれたきっかけ:正義感。強くあろうとする姿勢。なあなあではない点。曖昧さ。解釈がいくつも成り立つ構造
羽鳥がロングセラーのロングシリーズから
読まなくなる(読者として、ドロップアウトを選んでいる)理由って
なあなあ、グタグタ、直接表現。= 面白くない に 読者の感情が転んでいっているからです…………….。
希沙良は、言葉のお守りとしての十九郎の「愛情と匂わせる表現」に
がんじがらめになっている節はあり
もしかしたら髪に手を置かれるぐらいはあったと思うけれど
愛情かと疑わせる言葉に、がんじがらめに拘泥している希沙良は
年上女性から母性本能をくすぐられるタイプに相違なく
十九郎が策に一人で溺れたり/ひとりで忍様に離反したり/なぜか19郎は、術者で唯一セイレーンに好まれて消えたり/
なぜかクレハの好みに刺さってしまい誘拐されたり/勝手に十九郎だけ死にかけたり……….
生粋純粋一途な希沙良と
女性陣にやたら囲まれている十九郎のギャップに、羽鳥は「希沙良応援派」に感情を統一しました。
なんだか、「もどかしさ」と「希沙良の純粋さ」が光っているだけで
シリーズは烈光、アーケイディア、理想郷、サユリストでも、特に、とっちめられない、あたりで
羽鳥の記憶は止まっていても良いかと思います…………
アーケイディアの表紙に。
羽鳥がいっとき外見が酷似していたことは、公然の秘密と判断することにします。
43歳でも、<アーケイディア表紙>と同風情が自分にあったことは
私が驚いたある日の事実で構いませんけれど。杜先生に敬意を。イラストが洗練されていった歳月
羽鳥は杜先生の絵柄が、心澄んでゆく一方だったことを眩しく女子校で仰いでいました







