一度も見たことがないオーロラ。
10代から、写真集で眺めてはため息をついていた気がしますけれど
(天然石の写真集と、色の名前についての写真集と、オーロラなどの空の写真集と、
哲学書などを好んでいた時期があります。ボルヘスと、ヴァレリーと、みたいな類を読んで
ため息をついてばかりでした。オパールや緑柱石について、などもそわそわワクワクと:)
オーロラを見にゆきます、と書いたなら
そういう旅なの? と目をまるくする方が多いかと存じますが
オーロラがあるかどうかを別にして
知らない場所・知らない時へ向かって その酸素に包まれる時間は
なんとなく今日この時に選ぶ一枚が自然にオーロラになってしまいそうです
カーテン。束の間、現れたと思ったら、ずっと同じ場所には浮かんでいないもの。
固定化されていないもの。
事前予想ができるようで全くできないもの。
谷川俊太郎さんではないですけれど(朝のバトンみたいな短編がありませんでしたか?)
どこか知らない国で夜が終わったらはじまる新しい1日を いつもと違う場所でサインを聴くような。
世界のあちらこちらで ほどけてゆく時間は全く違う表情を見せますが
行ったことがない街。ということは、いつも、ある種の緊張や憧れや非日常を約束してくれる時間帯です
相棒として一緒してくださるはずだったHarmojewelの相方が、
私の隣に不在となりますけれど。。
人には止むを得ない事情・リハーサルが生じること、ふたたび噛み締めています。
丁寧にdiaryを書く日々ではなくなってしまっておりますが
せめて今日の足跡として
丁寧な響きをいただいた金曜に心から感謝しつつ あたたかさを冷やさないようにしながら
(そろそろ寒暖差も激しいですので気をつけて…!)