あたらしい星座への

(2018 11.09 柔らかくなった秋に綴る)

この空を過ぎるものは
鳥だけとは限らない

夜空に ひかりを浮かべたら
あなたが掬い、また放つ

掬いとってゆく手たちを みる

ほんとうは知っていたのでしょう
たたかう前から、知っていたことでしょう

祈ることは浮かべること
闇夜に 言葉を 放つこと

大きな声では 言えないと
そうして話されてきた ちいさな囁きと

精一杯に 伸ばした腕が

その日だれにも触れていずとも

夜空へ 放流した星たちが
明けて この昼

いつしか ほんとうに
この世界を抱く羽根になる。

君に

舞い降りて

わたしも囁く

等身大に ささやかな あいのうた

最後に
降り続いた羽根を覚えていますか

あなたがすきです
そして、ここで、いったん わすれろと。

そう、くれた、こころをいったい幾つ

幾つも
幾つも

水のなかで ひかりに替えて。

いつしか 鳥はうたいましょう

どんな船に乗った君へでも
その耳に降る羽根のうた

夜空を見るたび 憶えていて

ーーー掬い取る腕があるから
星座は、ひとつずつ描かれる。

掬う手が 灯るかぎり
ここはまだ 無限の時間

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