積む秋冬になりますように

山猫日記の続きのようです。。
ややアンダーグラウンド日記なので、
暗い系が、お苦手な方は当記事はスルーしてくださいませ(願)

2018年の終盤を経て
凍える冬を経て
それからの2019年にも、ごく短期間のうちにも、変化が多かったあいだに
荒波どんぶらこ+小舟一艘シチュエーション+夜+船が壊れた+雷雨のような時期もありまして(←え、それはモアナ…?!)

結果的に、
羽鳥は秋から、すこしPTSD的なものと、生きています。

ごく分かりやすい例で行くと
ヘッドフォンに対する、耐性が、極端に落ちています。
インナーフォンだけではなくて
オープン型のヘッドフォンでも、まだ10分ぐらいしか使用できない。最初は5秒も無理だった。

そして爆音に対する耐性が消えています。
一回、生まれたての耳に戻った感覚というか(苦笑)
アコースティック20年間の、原点に、強制的に戻されているような感覚というか。

ライブハウスでは、
「耳栓」を活用して自分の耳を守らないといけない状況であります。

そのPTSD的なものを、”染めかえる”ための歳月を
過ごしてきている感覚が、率直な、ところです。

不思議と、生徒たちと接しているときは、
あらゆる「揺り返し」が綺麗さっぱり治ってしまっていて
ほんとうに、幼子の波長というのは、無敵に無垢なんだなー、と感心したりしています。

ピアノ生徒に心からの笑顔を向けられるまで回復したこと、が、今秋の最大のメリットかしら。。

「こんな音も楽しいね!」と、
一瞬はちゃめちゃな音色で、動物の鳴き声を模して、メロディを歌って
無口なこどもの笑顔を引き出したりするのも、幸です(笑)

この秋に。

目には見えないものばかりですが
剥がれ落ちる、かさぶたのような。

めまいが薄れるような。

繰り返しを、どうにか遠ざけきったような。

もう大丈夫になってきているなあ、という感覚も確かにあるのだけれど。

もともと<セロトニン不足>は、分かっていた事柄でも、ありましたし。
来るところまで来たな、という、妙に、腑に落ちてしまっている感覚もあって。

私も今年の後半は
再生しきっていない、どこかを、治すために。

治療するために
山歩きをしている、1匹の山猫のようなところがあります。

自分に、向き合わざるを得ない時期に突入した感です。

なんのために音を出すのか。

なんの音を選んで生まれてきたのか。

どう響かせるから、「この音が好きだからこそ、お客様に差し出す」という
嘘のなさを、守り続けられるのか。

ほんとうに好む音だけで
生きる、期間を、ある程度以上は確保しなければ

その次の「お客様が望む音を生きる」という次元まで、まだ復活できないという、ぶれない確信があって。

幸いにしてだいぶ
「ひとしずく」が満ちて来ているし

鍵盤を生身で弾く、演奏表現だけなら
そこまで、ややこしいお話に、全然ならないのですけれど。
(わたしの「本能」の速度に応えてくれるのは、ダントツ「ピアノ」なので)

ほんとうに、
まわりくどい、外からは回路の見えづらい、
ほとんど迷路にしか見えないかもしれないけれど

<望まれる音>の前に

私の好きな、音を、食べてゆきます。

そうして一歩ずつ、
音楽の偉大な先輩たちの誰もが、ひとしれず越えてきた「いちばん面倒な部分」を、
ひとつずつ解決してゆけたらと願ってやみません。

問うことも、恥ずかしがらずにゆきたいものです。。ほんとうに。

山猫のひとりごと日記です。
そのうち「山猫日記」とかいうカテゴリを新たに作るかもしれませんね(笑)

ふっと閃くのは
今年、山に行って、はじめて疑問に思ったものですが
石を積む、という言葉は、、、もしかしてアイルランドの「石積み」と、なにか関連があるのでしょうか?

羽鳥でした

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