117 川辺には「命」の字のモニュメント2021も出現しました

よく晴れた日曜です
お正月以降、こちらの庭の更新をご無沙汰してしまい
なんだか申し訳ありません。

日々の足跡として、ちょこちょこしたものはTwitterで呟いているのですが(生存報告でもあります)
あらたまってBlogを書こうとすると

緊急事態宣言中の今、大きな声で書きたいことは、
なかなか見つかりません。
新曲が出ます!とかは、もう少し日々の先になることが自分でも判っていて。

117に今回は足跡を残しますね

阪急電車という書籍が流行したことを覚えていらっしゃる方、
関西エリアには、未だ多いのですが(映画化もされて中谷美紀さんが阪急電車に乗ったので地元民として大喜び)

関東エリアの方には、117の持つ響き、
それは関西人とは
たぶんやっぱり違う音で捉えられているような気がしてならなくて

小説に出てくる「命」の文字が、電車の窓から、
川辺に見えるシーン。あ、命って書いてある!っていう
あれは実話で、今年2021ですらも、命の字は、人の手によって作られたみたいです

コロナの時代、この影響下にあって
川辺で積み上げたこと。決意とか。

絶やさない意思を、毎年毎年。感じる季節です

117、小学生の時に被災した私は学校の体育館へ家族と避難した
「トラウマ」と呼べるものは
体育館のコンビニおにぎり配布の風景ではなく、その時ニュースが流した圧倒的な火災や倒壊した道路の惨状で

15年ほどの期間で
映像系にトラウマは消えてくれたかに見えますが

いきなり震度5より激しい揺れを、予告なくニュースに写すとかは、
本当に、本当はそれは私やめてほしくて(記憶が揺り起こされるので)
崩れおちる家具の映像って、当事者には、あれは見せてはいけないものなんです、、、

なんだか書けば書くほど

私は「穏やかさ」をありがたいと感じる価値観で呼吸していて
「非常時じゃない」ということ、こそに、
何より最大級の価値を見いだしている気がしてなりません

STOP非常時。

今も緊急事態宣言下ですので
平時とは全く書きようがないのだけれど それでも

地震直後の「水が止まってる、電気きてない、地面が割れてる、スーパーに食べ物なにもない、水をもらいに行かなきゃ!」という
あの、文字通り、地面が破れていて、人がみな「避難民」になる、あの感覚とは
違う日常を暮らしています

117 神戸の人にとっては永遠に途切れない数字のならび。

メモリアルライブでキーボードを頼まれて弾いた1月も
かつてありました
震災時に配られたという、おにぎりをもらったりもしました
屋外で、火にあたりながら

神戸人は本当は「震災=手を携えること」「みんなで火にあたる」「食べ物は分ける」っていうのを
あの震災で、ほんとうは刻んでいるので

集まることで暖まろうとした、あの冬と
逆に、あつまらないことで命を守ろうとする「今」は、対極といえば対極なのですが

命が大事である という その一点にフォーカスして生きていることだけは
間違いのないことなのだとおもっています

生徒さんには同空間に集まらない日々を強いておりますが
空気を共有しないことで。
絶対に乗りきって、また、笑顔で連弾したいと思っています

不思議な不思議な日々に。
皆様、換気や、暖かさ、保温、うがい、引き続き、頑張りましょう…!!!

(そういえば「100分で名著」初めて拝見できました!
 萩尾もと先生の特集の巻。アンコール回?でしょうか
 わたしは通ってきていない物語たちなので、(池田先生のオルフェウスの窓とベルサイユは読んでいたのに、、
 SFで、寓話で、昇華で、独特な読み解き方の解説を聞くのは、未知の大作へ理解が深まる時間でした)

この1月は、エヴァといい萩尾先生といい「14才」づくし。
ああこの作品も「14歳の真摯」なのか、と、驚いたというか
主人公が全員14才

14歳の時に14歳の主人公(シンジ)を食い入るように見ていた羽鳥は、
すっかりその感受性とは違う地点 違う視点からしか
再鑑賞できないのですけれど

今だからこそ心に触れる別の感情とか
今になって手に触れるもの、みたいなものも、あればいいな、と、思わずにいられない1月です。 (すでに濃いですね、、、今回のBlog)

ちなみに私、
リアルタイムのエヴァ世代だったわけなのですが
実は ロンギヌスの槍の意味をわかっていません(おっと せつない

今年2021年は、庵野監督がいちばん言いたかったことを
10代の当時よりは理解できるといいな。とも思わずにいられなかったりします
30代になっているからこその感じ方は、したい

今冬の戦利品を少しは載せておきますね

SONNOX

この庭は
閉じた庭じゃなく、時間を凍結しているわけでもなく
遡っているわけではないから

誰でも通りすがることのできる
空気の入れ替えのある空間となっていますように。

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