1月2日。昨日の大地震に動揺しながら(2023年の旅をふりかえる)

1月2日
兵庫県宝塚、風のそよぎ。


1.1という日付に大きな地震が起こったことのショックを
(12/31のうちにも現地入りするとおっしゃっていた人間が少数、いるのでしょうか…??? それは不思議な発言)


1月は引きずるだろうな、と自分を想像する羽鳥です。


昨日 元旦の夕方に起きた【石川県の地震】が
大きく心に残って  そよ風とカーテンを見ながらBLOGを綴っています。

2023年の旅をふりかえっても
心を同じくするひとに出会えないな、という、虚しさのようなものを
つよく感じながら 兵庫県にいます。

石川県 能登半島の大きな地震については
ひとつ前のBLOGをご参照ください

ーーー ーーー


地球はひとつ。
輝く青い星はひとつ。

本当は海は繋がっていて
ほんとうは空も繋がっていて

人間が引いた境界がすべてというより
すでに


希望も 悲しみも 風に乗って舞う砂も
境界は無効に近い。

空気までも ほんとうは 繋がってしまっているのだと思う
あるいは繋がってしまいやすいのだろうと思う


私は「日本の西側」に生まれて
「日本の西側」に育まれて 個人的には神戸の街を愛してきて

もともとは
祖父(指揮者/合唱指導者/英語教師)が 関東旅をふらり自由気ままに楽しむひとで
おそらく愛でたかったものは 関東の食品と文化 だったのだろうけど


羽鳥は ほんとうは 日本の東 (首都)に対しては
本当はまっさらなイメージを持っている 白紙のノートのようなひとです


決して詳しい訳じゃない。
乗り継ぎも上手じゃない。

自分の嗅覚で 香りを掴むわたしは 2023末の関東旅で
病んでいる樹木にまず驚きました

自分の足で歩いてこそ 素敵 も 苦手 も 
輝く緑 も 枯れている木 も

何かに攻撃されたかのような樹木の様子が
都心の 数駅の駅周りで見受けられて心痛みました

人はいつから「あ、木? ほんとうだ、痩せているね」ぐらいの
それくらいの感覚しか持ち得なくなったんだろう

「元気な木ではないよね それが?」

そんな感覚の都会人が
多いような感覚がしました。だけれど、おそらくですが、樹木は本当は神様は宿れるもの。
大木と輝く緑は、大気と、空をも、支えています

攻撃された樹木は、荒廃を呼びうるものです
東日本の「都」部分の、駅構内アートと称された絵の紹介も すでに十分に「人間いじめ」に見えるのだけれど


私には、街に佇む、その場から逃げることのできない樹木
そのものの痛みや諦め、 それ自体が、 暮らしている人間に実際は響いている と 思う

つまり諦めを響かせあっているのは、人と、樹と、双方向だと。

樹木が回復しはじめ、
葉が 潤うような光を取り戻しはじめ

痩せ細って変形した樹木が 元の 美しい樹に戻る頃には
人間も笑顔を保てるでしょう

砂混じりの東京(喩えではなく、人の心のありようではなく、文字そのもの。変形樹木が呼ぶもの=砂、石)が

美しい樹々と共に はじめて 樹木が元気になるなら それで初めて都市は
健全に回復してゆくと思う

大阪でも。東京都でも。
森林を減らそうとする動きや、伐採の動き、樹木への攻撃(アタック)が複数 見られることは
この2023年に 

それは目をみはる勢いで検知できています。

森林を保てなければ
都は荒廃します   

というか荒廃しています。東日本の少なくとも郊外へ向かう街の、植樹されていた木たち。

樹の健康を ほんとうの意味で保てるひとたちは どこへ行ったんだろう
桜守と呼ばれる 技術と慈しみを保てる人たちは 今どこにいるのだろう

「あれ。樹、痩せたね」

そのレベルの視野ではなく
広域で 樹を見る時 【その異様】に気付ける人たちであってほしいと

土地と。空と。樹木たちが奏でている「気」そのものを
読んできた 東日本旅でした

私は 関東の森 輝く森林部分の伐採には心から反対します。
署名してきたらよかった。

弦楽器と
ピアノと

共に呼吸してきた私の心からの願いが「樹の健康 そして つながる人たちの健康」です

清らかであれ と 願う目線は
おそらく生まれた幼子を見守る目線に酷似するものだと思う

この世界が 慈しみに満ちている場所である と
こどもに言ってあげるのは私たちの責任であると


邪念のない 樹木への祈りと手当が 実る2024年でありますよう

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