贈り物ですか? ご自分用ですか?

本当は誰のものでもない
花園 や 薔薇園 誰の許可も必要なく、誰の所有でもない 美しい場所が
好きですけれどね

”贈り物ですか、ご自分用ですか?”

あの問いに皆様はいつもどう答えますか。
定型文でありながら、とても大切な問いに。

私は「しょっちゅう会えるわけではないひと」に対して
いったんプレゼント包装してもらう習性は(お会いする日が決まっていなくても)
あら、高校の時にも一度は有った。と思いだす

1つ上の先輩へ、と思い浮かんで「プレゼントで包んでください」とにっこり言ったのに
なぜか手元に眠り
我が家でプレゼントが3年以上も眠り、いつしか
卒業式と共に会わなくなった先輩の暮らすエリアも分からない以上

5年も経てば 自分のおうちにひっそりと その物品は置かれることになる(少し大ぶりのガラスの置物でした)

私を忘れないで、とおっしゃった先輩に
私はどうして プレゼントを渡せず仕舞いだったか

ひっそり あの「忘れないで」の言葉とブーケは
「もう一度必ず会いましょう(この学校という庭以外で)」のニュアンスではなく
「卒業式が最後の日だけれど、自分との思い出や姿や雰囲気や様子を記憶していて….」のイメージかな

と、ふっと納得している自分に気づいています

自分用、と答えてしまえば 突然
ぞんざいに、心こもらず買い物Bagへ投入されることになる品物に

そっと「ようこそ」の気持ちを込めたくて
プレゼント包装で、と伝えれば もちろん綺麗に丁寧に 感情を込めて
品物は包んでもらえるのだけれど

さあ
渡せるのかどうか
正直「天上の神のみぞ知る(わたしの目には見えていない)」

この3月20日
羽鳥は「絶対に手渡すんだ」とも決意がない
「絶対に手渡す日が来ない」とまで悲観もしていない

春分が近いのでしたか
ニュートラルな地平は、いま何色にも色づいていないけれど(透明)


朝焼けのほどけかたも
昼間の青さも どうか そのまま 保たれうるように。



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