木曜日の幻想ー羽音は空から

…最初の形を思いだせない、という友がいた。

視界は全然違うのだけれど
その困惑に共感すると共に。
最初の形がどうあっても,もう思いだせないのは。

でも、それは、きっと誰もがそう。

わたしも最初の形は思いだせない。

今年の最初の
表情をさえ忘れてしまったと。何度も、思ったものです。

8年前の
『あの音』を再び奏でることは、むずかしいのです。

だから。
再び、視点を移すのです。
そろりそろりと、水から、空へ。

過去へ辿るのではなく。
想いだせない、遠い朝を追いかけるのではなく。

わたしたちは
”未来へ”

やがて美しさを探しはじめるべきなのだろうに と。

個人的に
こころの庭に

掲げるものなら、理想が、いい。

まだ来ていない空の青さを探して
月の虹を探して

踏みしめる乾いた大地の強さを探して
高い鈴音を探して

そろそろ。
そろりそろり。

優しい翼を描かなければならないのだということを。

すこし思い出す、木曜の夜。

関連記事

  1. 見えない星をみぬくように

  2. 欠けた月の満ちる頃

  3. 自然の中にすべてはあるーそして作曲するわたしは色に溶ける

  4. あたらしい星座への

  5. 積む秋冬になりますように

  6. White-Blue

2018年8月
« 7月   9月 »
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031