明けてゆく冬、と
ふとTitleをつけてしまうのは
書店で見かけた、近頃、流行している「前祝い」という考え方ではなく
この一月、例年になく、
春色ばかりをすでに感じ取っている羽鳥の
視覚が
やたら明け色、淡い薄紅色を、もうすでに空へ見つけるからです
立春も待ち遠しい 一月
睦月という 響きの調性が どうにもはっきりしていないけれど
一月色のkeyは掴めないまま
わたしは言葉への依存が激しかったことに、なかば呆れて
からっぽに明けはなつ
言葉よりも優しい視覚を探し
雑踏に子供達の笑顔を見つけては
日常のなかから拾い上げたいKeyを ふと手探る
芯を持って
肩の力は抜いて
明け色を歩いてゆきたいです。ー軽く。 軽く。 荷物は減らして。