小春日和の1月、あたたかさに驚くほどだったので、ふと春色をイメージして綴りました。
ほぼ日記のような<Poesia>です
ナパージュに ふちどられた果物
チェリータルトには 最初にときめく
フラワーペタルに理由もなく惹かれて足を止めて
ボタニカルが流行しはじめるころ
閉じ込められた花たちの鮮やかさに心が浮く
手に取れる植物たち
ローズの花びらが、ピアスやイヤリングに変化することも珍しくなくなって
白すぎない薄紅色 ガラス質の艶
八重の桜並木と、さくらんぼの洋酒漬けが無条件に好きで
<アマレーナ>も無意識に
桜色と藤色をジャケット写真に閉じ込めていました。
固定しなくても良いもの
本能的にグラデーションの春色
生きているからこそ、移ろう
透明から桜色を越えて青を帯びる
幾つの記憶のドアを無視しなくても
どんな楽曲を選ぼうとも
少なくとも いつだってわたしは桜色が好きなのだけれど
わたしは
何をそれほどに迷っているのだろう